王女との密通が露見したその若者は、切り落としの刑に処せられ、大砂漠に放逐された。謎の暗黒の男からアルハザードの名を与えられ、ついに言語に絶する死の彷徨がはじまる……ネクロノミコンを著したアルハザードのめくるめく一大冒険譚がついに幕を開ける――。
砂漠の精霊と不思議な少女を従え、幾多の危難に遭い、暗黒の男に翻弄されつつも禁断の知識を求めて旅を続けるアルハザード。そして、舞台はダマスクスの王宮へ……禁断の知恵、邪悪な存在との邂逅、驚天動地の旅の果てには何があるのか――。
評価は★★★だけど、文庫本なら★★★★は十分にある! 単行本の値段が高すぎる。