ロンドンの十字架 ロンドンの十字架
著作名
女検死官ジェシカ・コラン/ロンドンの十字架
著者
ロバート・ウォーカー
ジャンル
警察ミステリ
星の数
★★★
出版社
扶桑社ミステリー
原作出版
2000
備考

異様な連続殺人事件がロンドンで発生していた。
三つの死体は全裸のまま川や湖のほとりで発見され、体じゅうに油が塗られていた。
しかも手足に太い釘を打たれたあとがあり、十字架にかけられて殺されたらしい。
捜査に行き詰まったロンドン警視庁は、FBIの検死官ジェシカに協力を要請、彼女はアメリカでかかわっていた事件に心を残しつつ、大西洋を渡った。
だが警視庁上層部は“植民地”からの応援を喜んでいないふしがあり、手がかりの少なさとともに、ジェシカのプロファイリングは難航する。

死体を検分したジェシカは、舌の裏に文字が焼印されていることに気づく。
それはラテン語の祈祷の文句だった。
聖職関係者の助力も得て、どうやら犯人はキリストの再臨を願って十字架上に次々と犠牲者を捧げているらしいことが判明する。
カルト集団による犯行という見通しだけは立ったまま、ジェシカはロンドン警視庁のシャープ警部とともに、死体に付いていた石炭粉と甲虫という謎を解き明かすべく奮闘するが、そんな二人を嘲笑うかのように、魔の手はジェシカにも……。
戦慄のシリーズ新展開。


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