- 著作名
- ナイトホークス
- 著者
- マイクル・コナリー
- ジャンル
- 警察ミステリ
- 星の数
- ★★★
- 出版社
- 扶桑社ミステリー
- 原作出版
- 1992
- 備考
-
ブラック・エコー。地下に張り巡るｌトンネルの暗闇の中、湿った空虚さの中にこだまする自分の息を兵士たちはこう呼んだ……パイプの中で死体で発見された、かつての戦友メドーズ。今だヴェトナム戦争の悪夢に悩まされ、眠れぬ夜を過ごす刑事ボッシュにとっては、20年前の悪夢が甦る。事故死の処理に割り切れなさを感じ捜査を強行したボッシュ。だが、意外にもＦＢＩが介入。メドーズは、未解決の銀行強盗事件の有力容疑者だった。
ボッシュは身内であるロス市警の監視に邪魔されながらもＦＢＩの女捜査官エレノアとの捜査を継続。何とかメドーズの仲間らしき人物を特定するが、片や事件の目撃者の少年は何者かに殺されてしまう。同時に銀行強盗事件の洗い直しで不審なヴェトナム人を発見、男に合いに行こうとした矢先、ボッシュらは謎の車に殺されかける。やはり内通者が……ボッシュの疑念が増す中、事件は新たな局面へ。
孤独でタフな刑事の孤立無援の捜査と、哀しく意外な真相をクールに描く長編ハードボイルド。