- 著作名
- 闇の奥へ
- 著者
- クレイグ・トーマス
- ジャンル
- スパイミステリ
- 星の数
- ★★★
- 出版社
- 扶桑社ミステリー
- 原作出版
- 1985
- 備考
-
SIS長官、オーブリーは、亡命を望むKGB副議長、カプースティンと何度も密かに会い、亡命の段取りを詰めていた。ところがウィーンでの接触の直後、オーブリーはソ連のスパイとの理由で、同じイギリスの情報機関、M I 5に捕らえられてしまう。
SIS長官がM I 5に逮捕されただけでなく、KGBの手に渡るという奇抜な設定。八方ふさがりの中で、部下のハイドがオーブリー救出に孤軍奮闘する。舞台をオーストリア、イギリス、ソ連のほか、アフガニスタン、ドイツ、チェコにも広げて、目先をどんどん変えてトーマスの得意技で読者を飽きさせない。
帯より
内藤陳さん大絶賛！
「この一作の前に『ネゴシエイター』はぶっ飛んだ。“非情の世界”でも失うことのない“男の想い”にたた感涙」と内藤陳さん絶賛のクレイグ・トーマス『闇の奥へ』。忠誠30年、英国情報局長官となったオーブリーはソ連のスパイであるという贋の証拠をでっち上げられ、絶体絶命。だが、世界に四人だけ彼の無実を信じる真の友人がいた――。謀略、冒険、アクション、サスペンス。究極の面白さを1700枚に詰め込んだ『闇の奥へ』は、本年度絶対のオススメ作品といいきるぞ！