経済犯罪対策委員会告発局の調査員、クリストファー・パジェットは、ラスコ・ディヴァイシズの株価操作をめぐる事件を調査していた。経営者ウィリアム・ラスコは大統領の友人であるが、実業界での評判は芳しくなかった。株価はどのように捜査され、金はどう動いたか。
重要な証拠を握っているかと思われた、ラスコ・ディヴァイシズの経理部長リーマンは、パジェットの目の前で轢き逃げされた。リーマンの自宅でパジェットは謎めいたメモを発見する。上司から圧力をかけられながらもパジェットは、委員会委員長補佐メアリ・ケアりとともに調査を続ける。
メモを頼りにオランダ領セント・マルテン島へ、ボストンへと駆け回るパジェットに危機が迫る!