法王の身代金
著作名
法王の身代金
著者
ジョン・クリアリー
ジャンル
サスペンス
星の数
★★★
出版社
角川文庫
原作出版
1974
備考

法王マルチン6世の新任厚いヴァチカン広報局特別プロジェクト係、ファーガス・マクブライドは、IRAのシンパという影の顔を持っていた。
彼は一味に協力してヴァチカンの秘法を盗む陰謀に参画していたが、法王は突然、宝物の世界巡回展示計画を明らかにする。
一味は即日決行を余儀なくさせられた。
盗んだ宝物と引き換えに法王庁から得る金が、闘争資金に是非とも必要なのだ。
その夜マクブライドに導かれた一味は地下道で落盤事故に逢うが、様子を見にきた法王自身を拉致するという幸運に恵まれた。
一味は1500万マルクの身代金を法王方に要求した。
一方、法王に第2次大戦中の恨みを抱く元ナチス将校ケスラーは、この機会を利用して法王を暗殺しようと目論み、独自に足取りを追い始める。


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