刑事の誇り
著作名
刑事の誇り
著者
マイクル・Z・リューイン
ジャンル
警察ミステリ
星の数
★★★★
出版社
ハヤカワ文庫
原作出版
1987
備考

万年夜勤刑事から失踪人課の長へと変ったパウダー警部補だが、情況の悪さはそう変らない。 予算の割り当ては少ないし、正規の部下がようやく来たと思えば、何と捜査中に負傷して車椅子にのっている女刑事。

そのフリートウッド刑事を興味津々で取材に来たカメラマンを追い出し、悲劇のヒロイン気取りかと彼女を怒鳴りつけたパウダーはさっそく仕事にかかった――

てはじめは、自殺未遂者の身元調べだった。
なぜか裸で服を焼いていたところを通行人に見つかったその女は、拳銃で自殺を図るが不発、病院に収容されていた。
パウダーが名前や住所を聞いても首を振るばかり。
が、彼は女が記憶喪失を装っていると確信した。

ひとまず署に戻ったパウダーを、休むまもなく次の届が待ちうける。
妻が家出したと訴えてきた夫、同棲していた恋人が急に消えたとしょげ返る若者、訪ねてくるはずの姪が行方不明だとおろおろする伯母…… だが、パウダーを悩ませるのは、仕事ばかりではなかった。

別れた妻との間にもうけていた息子リッキーが、どうも悪事に手を染めているらしいのだ――公私共に山積する難問に、不屈の熟年刑事パウダーは真正面からぶち当たる!

他に「夜勤刑事」「男たちの絆」


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