「3」
軽妙洒脱、いかにもアメリカ作家らしいユーモアたっぷりの作品。
同じ作者とはいえ「羊たちの沈黙」よりははるかに好みにあう。
今の時代に本格ものの謎解き場面を再現。
78歳という史上最年長の私立探偵が登場する異色のハードボイルド。
日本ではこんなこと絶対無理というよりありえない。
小さな町の数日の出来事、感情移入を極端に押さえた文章、これぞハードボイルド。
「幻の女」を読むまでは私にはこれが最高点だった。
ミス・マープルの名を一躍高めたクリスティー後期の傑作。
法王誘拐なんて、こんなことありうるんだろうか?
サスペンスがいたるところに、古典とはいえ素晴らしい本格パズル。
これを絶賛する人もいるが大事なダンスをこんな感じにされるといやだな。
最近賞を取った作品ってたいしたことないけど、読みやすかったな。
ハイジャックものだが、登場人物がごくごく普通の人。
<組織>に戦いを挑む男と女の物語、「二人はすでに死んでいた」でおしまい。
推論に推論を重ねた本当によくつくられたお話。
膨大な87分署シリーズの中でもこれが最高と思う。
<自立した女性が主人公>の小説を<女性作家>が書き、 <女性の訳者>が翻訳したものが
<女性の読者>に受けている。 FEMALEから「4Fミステリー」と呼ばれている。
この作品から各章の冒頭に様々な引用が並ぶようになった。
作者は、グリーンベレーの隊員だったこと以外経歴は不明。
葬り去るためにこそ町は生み出された、最後は――なんてことだ。
よく出来てるけど自分にはサイコものはどうも★ひとつ少ない。
ヒギンズはこの頃までならどれもお薦めです。
ポロックは――、ジェイムズ・エリオットだった。
最近はこういう類の本が評判がいい、悪いとは言わないけど……。
老剣客秋山小兵衛と息子大治郎の冒険譚、これは面白い、ハードボイルドだ。
スカーペッタ、最大の危機、殺人容疑に敢然と立ち向かう!
ドーバー警部ほどダメでいやな奴はいない、なぜ事件が解決するのだ?
モース最後の挑戦は、謎に包まれた看護婦殺し。
なんと、人気シリーズが終わってしまった。引退どころか死んでしまった。
「ジャッカルの日」に次ぐ第2弾、この物語のスピードはすごく快適。
バグリイの処女作、この作家には凡作はなかっかった。 早くに亡くなったのが惜しまれる。
ノルマンディ上陸作戦を知ったドイツスパイ「針」と英国情報部の対決。
二重スパイ「パンドラ」の存在をめぐり米ソスパイの策謀と裏切り。
コーデリア・グレイの作品はもっとあってもよいのでは。
スケルトン探偵ギデオンとは、今までにいない人物を創りだしたものです。
CWA賞の受賞作ということで手に取ったが好みには合わないよう、
でも読み出したら一気だった。
大都会ニューヨークを舞台に繰り広げられる愛しくも哀しいハードボイルド。
アリバイ崩しに執念を燃やしたクロフツの処女作、 いまさらだけど一応はずせない。
このころのマクリーンはどれもお薦め、はずれがない、それに比べて晩年は……。
こういうシチュエーションを考え出すと後が続かないものだが、 このブロックも……。
町を揺るがす緊急事態。容疑者は保安官自身!
どうなることやらと読んでいたらあっという間に読み上げた。面白い!
とんでもない悪党が主人公です。この世には神も仏もいないのか。
第二次大戦末期、な、なんと、日本軍がアラスカに……。
MIAとは "missing in action" 戦闘中の行方不明者のこと。
雨にも負けず風邪にも負けず、名物警部フロストは、今夜も大奮闘!
誘拐された少女は小児糖尿病、インスリンを射たないと……。
だんだん良くなる法華の太鼓じゃないけどもう6冊目になった。
「死の蔵書」に続きこれも傑作、レベルは同じだけど次にもっと期待して★4つ。
すざましい監獄暴動小説、なんか知らないけど一気に読み上げた。
究極の安楽椅子探偵の登場、だけどここまで来ると連載は無理かも。
アメリカハードボイルドも90年代には警察を舞台に展開される。
立て続けに借りたのを読んでるが、どれも面白い、しかも連載になりそう。
10代のときにはホームズ以外ではこれが最高傑作だと思っていました。
トレヴェニアンがこんな本を書きました、冷たさが身に染むような。。。
リチャード・ギアの映画で有名に、バックに流れた「海の歌」がよかった。
立て続けに3冊読破、安楽椅子探偵を脱皮してどんどんよくなりました。
ハードボイルド・ミステリの幕開けを告げる、長編第一作。
アイリッシュはなんてったって短編だがこれもよかった。
まだリストアップをしてなかった、スルーに小泉喜美子にも乾杯!
クラムリー連荘だ、前作がスルー、今度はミロの番。
ゴールド・コーストなる言葉はオーストラリアと思ってしまった。
もう少し短いと助かるのですがね、でもそこそこいけますね。
フランシス初期の傑作、1970年度アメリカ探偵作家クラブ賞・ 最優秀長篇賞
極限状態で展開する人間ドラマを重厚かつ精緻に描破とあるが……。
これが処女作でMWA賞を受賞したが、この後の作品の方がはるかにいい。
意外な犯人という意味では「アクロイド殺し」と双璧をなすクリスティの代表作。
ホームズと並び称される永遠のヒーロー、アルセーヌ・ルパンを忘れてはいけない。
「一番巧妙な隠し方は隠さないことだ」というミステリー論理の原点を表示。
日本で初めて翻訳されたクイーンの長編がこの本だそうです。
主人公ハリーはどこにでもいそうな中年のサラリーマン、それがある日――。
中世英国を舞台にした幻想的な歴史ミステリ巨編。
“不可能犯罪の巨匠”の残した数多くの名作の中でも代表作の一つ。
初登場のH・M卿と奸智にたけた犯人の息づまる対決!
著者の時代本格の嚆矢となった傑作。
フェル博士が解き明かす衝撃の真相!