「2」
脱ホラー作家宣言をしたマキャモンが新境地を開いた。
法廷ドラマと人間ドラマが渾然一体。
キンケイド警視シリーズの第1作と同時に、デボラ・クロンビーのデヴュー作。
異常心理と誘拐サスペンスを巧にミックスさせた傑作。
刑務所ものの白眉、圧倒的な筆力がスゴイ!
謎の解けていくさまは「笑う警官」を思わせる力作。
軍事テクノロジーでも海洋冒険小説としても文句なしの傑作。
インディアナ・ポリスを舞台にした、オーソドックスな私立探偵小説。
本書の冒頭で彼女が爆弾で殺されたときの車は赤のホンダ。
レナードタッチが十分味わえるクライム・フィクション。
英国ではクリスティと人気を二分する女性作家、ピーター卿シリーズは15篇。
今でも全ての探偵小説の第1位にする人が多いが……。
このドラマを書いたのは女性です。ただその一言に尽きる。
アメリカ大陸横断マラソン、それだけでもスゴイ話しです。
"If you build it, he will come."
この声が聞こえたからケビン・コスナーは玉蜀黍畑に野球場を作った。
吉川三国志を読んだ人はこれも読むべし。諸葛亮孔明の孤独な戦いは続く。
世界で一番有名な弁護士ペリー・メイスンはここで生まれた。
クリスティをして「このトリックには、さすがの私も脱帽した」と言わしめた。
親父が小学生は探偵小説を読んではいけないといった意味がわかった。
でも、ホームズだけは確か読んでたな、そんな気がする。
本物のギャングであった作者自身の実体験による作品。
カウフマンシリーズとして続くかと思ったのに……。
元刑事ダイヤモンドを主人公にして現代ミステリでも大成功。
ひじょうに寡作な著者が15年たって、またまた金星なのだ。
キャパにあこがれた私としては、カメラがあるだけで★ひとつ追加、
やばい★六ヶになってしまう。
「暗殺者」のあとの油が乗りきったときの作品。
シカゴの女探偵、ヴィク・ウォーショースキーの人気はこの一作でトップに。
「ジュラシック・パーク」をものにした著者の初期の作品。
映画も大ヒットしたが、個人的には好みでない。
巨大なジャンボ旅客機を隠すなんて、そんなことができるものかと思いきや。
わたしにとって、ホームズはどれも★は五つなのだ。
ハードボイルドの巨匠ロスマクが新境地を開く傑作。
これは面白い、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」といい勝負だ。
ロス・マクドナルドの奥さん、マーガレット・ミラーの代表作。
駄作も多いヒギンズ様、でもこれはいい、文句なし。
‘76年南仏ニースであった銀行襲撃事件の世紀のドキュメントであります。
「スカイジャック」の作者が意表をついた趣向をみせた、 何と“誘拐させ物”なのだ。
「もはや、打つべき手はない。後は神に祈るだけだ」「いや、まだ彼がある」
「彼?」「そうだ、タイタニックを引き揚げた男、ダーク・ピットだ」
彼らと一緒にブリストル・ファイターで中国への旅に出よう。
パトリック・ルエル名義の作品とはまた違った異色スパイ小説。
こういう分野のほかにブラウンはショートショートが素晴らしい。
とんでもない「国家ごっこ」の顛末はいかに。
目下アメリカで人気ナンバーワンの女性私立探偵・キンジー・ミルホーン。
「クマのプーさん」の作者として超有名なミルンの探偵小説。
膨大な競馬シリーズの第1作、著者は本物の騎手だった。
すべてのものが敵にまわった旅客機は無事着陸できるか?
大変だ! 大変だ! 世界が沈没するぞ!
作者は、青少年犯罪と幼児虐待専門の弁護士。
一味違う、現代に蘇った「血の収穫」、全編殺戮の嵐が吹き荒れる。
いまは亡きアシモフは、何を書いても超一流。
エジンバラの一匹狼、リーバス警部登場!
こういう本は肩が凝らなくていい。
スーパー・ホラー・ジェットコースター小説、好みもあるけど。
3世代50年にわたって繰り広げられる一大ロマン。
南米麻薬カルテルの4大ボスが米大統領暗殺を決断した。
MI6のベテラン諜報員チャーリーがますます冴えわたる。
SFとはいえこれは立派なミステリです。
読み返しのきく短編集は本当にいいものだ。
この謎解きは立派なミステリーです。
買い求めてから3年以上、50ページまでに3回挫折、読み出したら早かった。
初期のライアルはどれも超一級品だ。
初代警察署長ウィル・ヘンリー・リーの孫ウィル・リーが主役なのだ。
スタッド・ポーカーを扱ったスリリングな心理戦ゲーム。
“シブミ”とは日本語のシブミです。
高性能戦闘機「ミグ・31」奪取作戦。
バグリイの中期の作品、これもとてもよかった。映画ではポール・ニューマンが。
これを読んだときは、カーの作品にどっぷり、この作品の特長の密室講義があります。
「赤毛のレドメイン家」と並んで推理小説史上に、不滅の光茫を放つ傑作。
マクリーン初期の作品、この頃のマクリーンはよかった。
子供たちはどこにいるー??ハラハラしまくりのクラーク1作目。
不気味なユーモアを醸し出し、独特の雰囲気を味わえる。
「信ジガタキ怪奇ナ体験ヲシタ。助言願イタシ」という電報で始まる「ウィスタリア荘」から、第一次世界大戦の勃発日に密談をかわす二人のドイツ人の姿から始まる異色作「最後の挨拶」まで、ホームズの推理は衰えを知らない。
あわせて12編からなるシャーロック・ホームズもの最後の短編集。
初めて読んだときには新しいリーガル・サスペンスの書き手が出現かと。
サンフランシスコ市警のヘイスティングス警部と「名無し」の私立探偵が登場する。
ピーター卿、恋に落ちる! ゆっくり読むといいです。