アーサー・コナン・ドイル(1859−1930)

年代は時代設定

シャーロック・ホームズの作品

シャーロック・ホームズの冒険
シャーロック・ホームズの思い出(回想)
シャーロック・ホームズの帰還(生還)
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
シャーロック・ホームズの事件簿
緋色の研究  1881/03/04〜03/07
四つの署名  1888/09/18〜09/21
バスカヴィル家の犬  1888/09/25〜10/20
恐怖の谷  1888/01/07〜01/08

シャーロック・ホームズの知識と能力

  1. 文学の知識――ゼロ。
  2. 哲学の知識――ゼロ。
  3. 天文学の知識――ゼロ。
  4. 政治学の知識――きわめて薄弱。
  5. 植物学の知識――さまざま。ベラドンナ、アヘン、その他有毒植物一般にはくわしいが、園芸についてはまったく無知。
  6. 地質学の知識――限られてはいるが、非常に現実的。
    一見しただけでただちに各種の土壌を識別できる。
    たとえば、散歩の後ズボンついた泥はねを見て、その色と粘度から、ロンドンのどの地区の土かを指摘したことがある。
  7. 化学の知識――深遠。
  8. 解剖学の知識――正確だが体系的ではない。
  9. 通俗文学の知識――幅広い。今世紀に起きたすべての凶悪犯罪事件に精通しているらしい。
  10. ヴァイオリンの演奏に長けている。
  11. 棒術、ボクシング、剣術の達人。
  12. イギリスの法律に関する実用的な知識が豊富。

Doyle, Arthur Conan [英 1859−1930]

エジンバラ生まれ。医師として開業後、ホームズものの最初の作品「緋色の習作」を発表し、その後「ストランド・マガジン」にホームズものが連載される。冷静で鋭いホームズとさえないが温厚なワトソンが難事件に挑むこのシリーズは70編近くある。1902年にはボーア戦争での医師としての活躍、イギリスの参戦を正当化したなどの業績でナイトに叙される。第一次世界大戦での息子の死後、心霊現象に関心を寄せる。

ホームズのシリーズが与えた影響は探偵小説にとどまらない。シリーズに関しては詳細な研究がされており、シャーロッキアンと呼ばれるファンが世界中にいる。ホームズものに関する辞典は何冊も出され、ホームズものを題材にした本もまた数多い。ドイルによって書かれた「聖典」の他に、多くの作家がパスティッシュやパロディを発表した。


inserted by FC2 system