目くらましの道 目くらましの道
著作名
目くらましの道
著者
ヘニング・マンケル
ジャンル
警察ミステリ
星の数
★★★
出版社
創元推理文庫
原作出版
1995
備考

夏の休暇を楽しみに待つ、イースタ署のヴァランダー警部。そんな平和な夏のはじまりは、一本の電話でひっくり返された。呼ばれて行った先の菜の花畑で、少女が焼身自殺。目の前で少女が燃えるのを見たショックに追い打ちをかけるように、事件発生の通報が。殺されたのは元法務大臣。背中を斧で割られ、頭皮の一部を髪の毛ごと剥ぎ取られていた。そして事件はこれだけでは終わらなかった。CWA賞受賞、スウェーデン警察小説の金字塔。

斧で殺害し、頭皮の一部をはぐという凄惨な殺人。犯人は次々と犠牲者を増やしていった。元法務大臣、美術商、そして盗品の売人。殺害方法は次第にエスカレートし、三人目は生きているうちに両目を塩酸で焼かれていた。犠牲者に共通するものは? なぜ三人目は目を潰されたのか? 常軌を逸した連続殺人にヴァランダーらの捜査は難航する。そして四人目の犠牲者が……。犯人の目的は? 現代社会の病巣を鋭くえぐる傑作シリーズ第5弾。


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