20年目のクラスメート

ヒロインのジーン・シェリダンは、有名大学の歴史学教授で、なおかつ歴史もののベストセラー作家という著名人。
しかし、ハイスクール時代は両親の不仲に悩まされ、卒業後は、死別した恋人の子をひそかに出産、養子に出した過去を背負っている。
ワシントンに一軒家を持ち、恵まれた生活を送っていた彼女は、同窓会の通知を受け取り、しぶしぶ出席することにした。
いやな思い出しかないふるさとの町に帰ってきたジーンは、同窓会場で恐ろしいことに気づかされる。
ハイスクール時代、いつも同じランチテーブルを囲んでいたクラスメートたちが、この二十年のあいだに五人も死んでいるのだ。
さらに、十九年前に養子に出した娘の命を脅かすような謎の手紙やファックスが送りつけられてくる。
出産したことは、誰にも知られていないはずなのに……。
一番仲の良いローラも姿を消し、不気味な脅迫状が届く……。