漂う殺人鬼
著作名
漂う殺人鬼
著者
ピーター・ラヴゼイ
ジャンル
警察ミステリ
星の数
★★★★★
出版社
早川書房
原作出版
2003
備考

殺人を行うなら
浜辺がいちばんいい……。
家族連れや若者たちでにぎわうのどかな浜辺。その中に人目をひく赤毛の女性が独りいた。彼女はおもむろに寝そべり、くつろぎ始めた。そして、いつのまにか彼女は首を絞められていて息絶えていた。周りには海水浴客が大勢いたにもかかわらず目撃情報は皆無で、犯人の手掛かりは波に洗われてしまい、捜査は暗礁に乗り上げた。
しかし、ダイヤモンド警視は地道な捜査のすえ、女性が犯罪心理分析官(プロファイラー)だということをつきとめる。彼女は警察に協力し、殺人犯の正体を暴こうとしていた。その犯行とは、人一人を殺害し、現場に暗く情念的なコールリッジの詩“そこにいたのは古老の船乗り、三人連れの一人を止める”という一節にあと二人の名前が書かれているメモを残してゆくという不気味なものだった。
ダイヤモンドは殺人犯の行方を追うが、まもなく次の殺人予告が……。
ダイヤモンド警視と異常殺人鬼の熾烈な駆け引きを描き出したシリーズ最新作。


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