小説家、女流画家、元警視総監、老牧師、弁護士そして、小説家の伯母老嬢マープルの6人が、毎週火曜日に集まって、迷宮入り事件を各人が披露し、「どういう種類の頭脳が事件を一番うまく解決できるか」競おうと「火曜クラブ」をつくります。 みなの予想に反して、安楽椅子に腰掛けて、編物をしながら話を聞いていたミス・マープルが事件の真相を当てていきます。 「セント・メアリ・ミードのような村に長年暮らしてまいりますと、人間というものが少しは見えてきましてねえ」と語りながら。