ロス・アラモス運命の閃光 ロス・アラモス運命の閃光
著作名
ロス・アラモス運命の閃光
著者
ジョセフ・キャノン
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★
出版社
ハヤカワ文庫
原作出版
1997
備考

1945年春、ニュー・メキシコの砂漠に建設された陸軍の研究施設、ロス・アラモスでは、人類の歴史を変える計画が進められていた。長きにわたるドイツ、そして日本との戦争を一気に終結させる秘密兵器・原子爆弾の開発と製造だ。機密を守るため、多くの科学者や技術者が終結した施設周辺には、厳重な警備が張り巡らされ、水も洩らさぬ態勢が敷かれていた。
そのロス・アラモスの保安要員の一人が、他殺死体で発見された。不安を抱いた軍上層部は、元新聞記者の情報部員コノリーを密かに派遣、事件の真相と背景を探らせる。

調査に着手したコノリーは、さまざまな過去を持つ科学者達を調べ上げる。科学者達の多くはナチの迫害を逃れて、ヨーロッパを脱出してきた人々だった。彼らの中に、スパイ行為と関わるものがいるのだろうか?

地道な調査が、徐々に事件の輪郭をあらわにしはじめたころ、パーティーに出席したコノリーは、そこで運命の女性、エマと出会う……


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