リスボンの小さな死 リスボンの小さな死
著作名
リスボンの小さな死
著者
ロバート・ウィルスン
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★
出版社
ハヤカワ文庫
原作出版
1999
備考

陽光あふれる港町リスボン。浜辺で発見された15歳の少女の絞殺死体は、レイプされていた。被害者と同じ年頃の娘を持つ、孤高の中年の警部コエーリョと、助手の若手刑事が事件の担当を命じられる――。時は半世紀ほど遡った第二次大戦中。ナチス親衛隊の上層部は大量のタングステンの買い付けのために、実業家のフェルゼンをポルトガルに送り込む。

コエーリョたちの捜査により、殺された少女の奔放な男性関係が明らかになる。犯人はその男達の中にいるのか? ある目撃証言を得て捜査は大きく進展し始めた。やがてフェルゼンとその関係者の刻んだ歴史が現在の少女殺害事件と交差する時、事件は予想もしない展開をみせた……少女殺害の謎とその背後にひそむ真実を、半世紀にわたる壮大なスケールで描いた注目の話題作。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。


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