チェイシング・リリー
著作名
チェイシング・リリー
著者
マイクル・コナリー
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★
出版社
早川書房
原作出版
2002
備考

www.la-darlings.com
ハロー ―― わたしはリリー ―― あなたをなごませ、喜ばせてあげる気さくなエスコート嬢 ―― 歳は23.サイズは上から86‐60‐86(ぜんぶ本物)―― 最高にいい思いをしたいのならわたしに ―― で・ん・わ、して!

「リリーはどこだ?」

ナノテク学者ピアスの自宅に、男たちから熱狂的な電話が次々かかってきた。ピアスはその女に会ったことさえなく、明らかに間違い電話だった。しかし、リリーが評判の娼婦だと知るにおよび、ピアスは彼女についてインターネット上で調べ始めた。

髪に届く黒髪、ブラウンの瞳、深い褐色の肌。粗い目のネットでできた黒いネグリジェで胸を包み、褐色の股間のラインととがらせた唇が男を誘う。淫らな美神がそこにはいた。

リリーに惹かれたピアスは、ホームページの管理会社を訪ね、彼女が失踪している事実を知る。その直後、リリーを捜す彼の元に脅迫が……。

人工的に創られた欲望空間の悪夢を描くサスペンス小説。現代アメリカ・ハードボイルド小説界を代表する著者の新境地。


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