毒薬の小壜
著作名
毒薬の小壜
著者
シャーロット・アームストロング
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★
出版社
ハヤカワ文庫
原作出版
1956
備考

ギブソン氏は初老の学校教師として生活は安定し、礼儀正しく、上品だった。親子ほども年にひらきのあるローズマリーも小柄でおとなしく、気だてのいい女だった。二人は幸福な夫婦になった。そして突発した自動車事故が、ギブソン氏の善意に満ちた世界を粉々にした。ローズマリーの不倫が足の不自由な彼の心に重くのしかかって来たのだ。自殺を決意した彼は密かに毒薬の小壜を入手したのだが……。前段の心理小説風の展開と後段のたぐいまれなサスペンス! 本書は1959年度アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞を受賞した心暖まる傑作である。


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