- 著作名
- ヒルダよ眠れ
- 著者
- アンドリュー・カーヴ
- ジャンル
- ミステリ
- 星の数
- ★★★
- 出版社
- ハヤカワ文庫
- 原作出版
- 1950
- 備考
-
平凡な中年の公務員ジョージ・ランバートが帰宅してみると、妻のヒルダがガス・オーヴンに首を突っ込んで死んでいるのが見つかった。自殺する理由に思い当たらないまま警察に通報したものの、駆けつけた警官の調べでヒルダは殺害されたことが判明し、彼は早速最有力の容疑者として取調べを受ける。現場には第三者が出入りした痕跡はなく、またヒルダは長年ほとんど外出もせず友だちづきあいもなかった。彼ら夫婦の間には17歳になるひとり娘ジェーンがおり、精神障害で入院中であったが、そこの美しい看護婦ルシィとジョージがただならぬ関係であったことも判明する。夫ジョージへの嫌疑は捜査の進展につれて濃厚になり、担当のへインズ警部ももはやジョージが犯人であると信じて疑わない様子であった。