著作名
最後に笑った男
著者
ブライアン・フリーマントル
ジャンル
スパイミステリ
星の数
★★★
出版社
新潮文庫
原作出版
1980
備考

西ドイツの民間会社が中央アフリカのチャドに、第三国へ貸与するためのスパイ衛星基地を建設した。情報を得たCIA長官ピーターソンは現地で工作を開始するがことごとく失敗。同じころ、あいつぐ工作員の死にKGB議長ペトロフも焦燥を深めていた。このまま事態を放置すれば、世界情勢に重大な変化が及びかねない。CIAとKGBはついに、共同で妨害工作に当たることを決意し、混成部隊は三班に分かれて工作を開始した。西ドイツ政府派遣の監視員として基地潜入に成功したボウラーとリンツは工作の機会をうかがうが、実行できないまま時が過ぎてゆく。打ち上げは秒読み態勢に入り、CIA長官ピーターソンは窮地に追い込まれていた……。

前代未聞の共同作戦を息づまる筆致で描く、華麗なスパイ冒険小説。


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