災厄の町
著作名
災厄の町
著者
エラリイ・クイーン
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★
出版社
ハヤカワ文庫
原作出版
1942
備考

ライツヴィルの町でエラリイ・クイーンが借りた家は“災厄の家”と呼ばれていた。銀行家のジョン・F・ライトが、次女のノーラがジム・ハイトと三年前に婚約したさいに、結婚の贈物として建ててやった家だ。ところが、ジムはすべての準備が滞りなくととのった結婚式の前日に、だしぬけに町から出ていった。ノラが気が違ったという噂。その家を買おうとした男の急死――。そのいわくある家にクイーンが引っ越してから三週間後に、こともあろうにジムが戻ってきた。そのジムをノーラは許し、結婚して幸せな生活に入った。クイーンは家を明け渡して二人を祝福する。ところがノーラはジムの読みさした本の間から妻の病死を報告する不可解な手紙を見つけた。日付は一ヶ月以上も先。ジムはノーラを殺そうとしているのか? そして惨劇は大晦日の夜に起こった……。


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