証拠死体
著作名
証拠死体
著者
パトリシア・コーンウェル
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★★
出版社
講談社文庫
原作出版
1991
備考

美貌の人気女流作家ベリル・マディソンがリッチモンドの自宅で殺される。
彼女は数ヶ月前から何者かに電話で脅迫されており、身の危険を感じてキイ・ウェストに逃げていた。
そして帰ったその晩に襲われたのだ。脅迫におびえ、病的なほど用心深くなっていたベリルが、なぜ犯人を家に入れたのだろう?

捜査の進展とともに、殺されたベリルと、その後援者であったピューリッツァー賞作家ケーリー・ハーパー、および彼の姉スターリング・ハーパートのなぞめいた関係が明らかになる。
そしてケーリーが殺害され、スターリングが原因不明の死を遂げるにいたって、事件はますます複雑な様相を呈してくる。
さらに、ベリルの遺作となったスキャンダラスな内容の自伝の原稿が行方不明になって検屍局がその責任を問われ、スカーペッタは事件をとく鍵と思われるこの原稿を、探し出さなければならない破目になる。
おまけに、15年も会ったことの無い昔の恋人が突如姿を現し、事件とからんでいると思わせる不審な行動をとって、スカーペッタを悩ませる。


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