著作名
バビロン脱出
著者
ネルソン・デミル
ジャンル
冒険小説
星の数
★★★
出版社
ハヤカワ文庫
原作出版
1978
備考

中東平和会議に出席するイスラエル代表団を乗せ、エル・アル航空のコンコルドはニューヨークへ向かっていた。
だが、その機内にはアラブ人テロリスト、アメド・リシュによって爆弾が仕掛けられていた。
小型ジェット機コンコルドに接近したリシュは、狡猾な手段で同機をハイジャックし、砂漠の古都バビロンへの強制着陸を命じた。
これに対し、エル・アル航空の保安部長ハウズナー以下の全乗客は地上での戦闘を決意した。

バビロンに不時着したコンコルドの乗客たちは防衛陣地を築き、リシュに率いられたアラブ人ゲリラへの必死の抵抗を開始した。 だがイスラエル側の武器弾薬はあまりにも少なく、飲料水も尽きようとしていた。
アラブ側の包囲網は徐々に狭まり、壮絶な銃撃戦のなかでイスラエル人は次々に倒れてゆくが…。

廃墟と化した砂漠の都バビロンを舞台に、極限状態で展開する人間ドラマを重厚かつ精緻に描破した大型冒険サスペンス。


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