針の眼
著作名
針の眼
著者
ケン・フォレット
ジャンル
冒険小説
星の数
★★★
出版社
新潮文庫
原作出版
1978
備考

連合軍の大陸進行が目前に迫ったある日、英国国内で活動を続けていたドイツ屈指のスパイ 「針」――ディ・ナーデル――は密命をうけ、調査任務についた。
その結果、重大な事実が明らかになった。連合軍はカレーではなくノルマンディーに上陸しようとしている。
彼はこの情報を自らヒトラーに伝える決意をする。
だが、スパイ狩りを行っていた英国情報部は、過去の殺人事件から「針」の存在を知り、その行方を追い始めていた。
その執拗な追跡の手を逃れて「針」は漁船を盗み、Uボートとの会合地点に向かうが、折からの嵐で船は難破、彼は必死の思いで孤島にたどり着く。
が、そこで待っていたのは、危険な愛と思わぬ運命の変転だった。
自分の正体を知った者を、針に似た鋭利な武器で殺していく冷酷な孤高のスパイ「針」の魅力。
「針」とイギリス情報部が繰り広げるスリリングな逃亡と追跡。


inserted by FC2 system