子供たちはどこにいる
著作名
子供たちはどこにいる
著者
メアリ・H.クラーク
ジャンル
サスペンス
星の数
★★★
出版社
新潮文庫
原作出版
1975
備考

ナンシーは7年前に、自分の子供の殺害容疑で逮捕されたが、彼女に不利な証人が突如姿を消し、証拠不充分で釈放されたという過去を持っていた。
その後、彼女は人目を避けるようにケープ・コッドを訪れ、心優しい男性レイと出会って結婚。 可愛い2人の子供にも恵まれ、幸せな日々を過ごしていた。
しかし、7年前に亡くした子供たちの命日の朝、新聞にはナンシーの現在を伝える記事が掲載された。取り乱した彼女は、外で遊んでいる子供たちを家に入れなければと、その姿を探したが、またしても彼女の子供たちは姿を消してしまったのだ。
湖の岸辺で呆然とするナンシーにレイが問い掛けた。 「どうしたんだ?子供たちはどこにいる?」
報道陣が詰めかける中、警察はすでに彼女を容疑者扱いしていた。だが、元弁護士のジョナサン、ナンシーの母の級友である精神科医レンドンなど、無実を信じる人々が彼女の元へと駆けつけた。
ナンシーの記憶に埋もれた複雑なパズルは現在と過去を結び、やがて全てが明らかに──


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