高く危険な道
著作名
高く危険な道
著者
ジョン・クリアリー
ジャンル
冒険小説
星の数
★★★
出版社
角川文庫
原作出版
1977
備考

1920年、ロンドンを旅行中だった大富豪の娘イヴのところに、とつぜん現われた中国人。
彼は言った「わたしの主人があなたの父上を人質にしていて、あなたのカレンダーで18日後に殺す予定です。しかし……」

イヴは中国の将軍が要求する翡翠の彫像を、彼女じしんの手によって届ける決意をした。
さもなくば、最愛の父が死ぬ。
が、当時ロンドン→中国は月よりも遠く思われ、とても期日までは不可能とされていた。

そこで、イヴは中古の、第1次世界大戦の偉大なる戦闘機、ブリストル・ファイター3機を買い、死のレースへと飛び立つ。

同行するのは、ともに空中戦を演じた空の勇士ふたり、第1次世界大戦で敵味方だったイギリス人のオマイリ少佐と、ドイツ人のケアン男爵、そして中国人の使者・孫楠――この男だけが行き先を知っている。

もし彼が死ねば……。


ブリストル・ファイター

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