著作名
掘った 奪った 逃げた
著者
A.スパジアリ
ジャンル
冒険小説
星の数
★★★
出版社
新潮社
原作出版
1980
備考

糞尿と悪臭と汚物の下水道をえんえん3キロ、“憎しみも暴力も武器もなく!”をモットーに掘って掘って掘りぬいたこの愛すべき男達!
恐るべき障害だらけのトンネル掘りは2ヶ月以上に及び、運び込んだ機材だけでも延べ数トン、いくたびも絶望しながらも、彼らは進む。
主人公ピエールはつぶやいた「この糞の5、6メートル向こうに天国がある」。
その天国のガードが固いかどうか、確かめようとして壁にパンチを一撃、と汚物があたりに飛び散り……。
と、まあエキサイティングなこの本の書き手であるスパジアリこそ、この事件の主役なのでアリます。
彼は、事件後逮捕されたが、みごとに脱獄に成功して世の中をアットいわせた。
今は南米のどこかに潜伏中といわれる。


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