アルバート・サムソンは貧しく孤独な私立探偵。
そして、依頼人の名はエリザベス・ステットラー、年齢は30歳くらいか。
彼女の大学時代の女友達、プリンシラ・ピンの消息が知りたいというのである。
サムソンの調査によれば、大学事務局の職員のフランクと結婚しているプリンシラは、2ヶ月前に家出したまま行方不明。
現地の保安官は画廊経営者で実業化のビリー・ボイドと家を出たのだろうという推定である。
サムソンの報告を受けたエリザベスは、夜、電話で調査の打ち切りを申し出た。
が、その翌日、今度はプリンシラの夫のフランクが調査の続行を依頼してきた。