罪の段階 罪の段階
著作名
罪の段階
著者
リチャード・ノース・パタースン
ジャンル
ミステリ
星の数
★★★
出版社
新潮文庫
原作出版
1992
備考

弁護士クリスのところにニュース・キャスターのメアリから連絡が入る。
ベストセラー作家を殺害した、弁護を頼めないかというのだ。
メアリとは15年前に関係をもち、カーロという息子をもうけた仲だが、長いあいだ没交渉だった。
クリスは息子のために弁護を引き受ける。
メアリに会って事情を聞くと、作家が謎の自殺をとげた大物女優のテープを餌にメアリを呼び出し、レイプしようとしたので銃を発射したという。
クリスはメアリの正当防衛を主張するが、捜査が進むにつれ、メアリの証言が虚偽に満ちたものだということが徐々に明らかになる。
作家の家からはメアリの精神科医への殺人の動機と十分なりうる告白が入ったテープが見つかる。
クリスはまったく不可能に見える彼女の弁護を独創的な法廷戦術で行おうとするが……。


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