母と姉とを殺害、斧で死体をバラバラにしたオリーヴ・マーティンは、無期懲役の判決を受け、刑務所に収容されている。
彼女の事件を本にするため、フリーライターのロズが取材を始めた。
オリーヴ自身の話しを聞いたり、弁護士に会ったりしているうちに、無実ではないか、との疑問を抱く。
捜査を担当した元刑事にロズが会い、この物語の役者がそろうと、関係者達の過去が次々と暴かれる。
さまざまな人間模様をストーリー展開の中に織り込みつつ、犯人追求が続く。
容疑者は次々と現れるが……。
「憑かれたように食べ」て、異常に肥ったオリーヴ、その父、隣人、元刑事ら、ユニークな人たちが忘れられない。
そして、ショッキングな幕切れも。