燃える男
著作名
燃える男
著者
A.J.クィネル
ジャンル
冒険小説
星の数
★★★★
出版社
新潮文庫、今は集英社文庫
原作出版
1980
備考

外人部隊の優秀な戦士だったが、いまはアルコールに溺れるクリーシィに戦友のグィドーが仕事を紹介してくれた。
イタリアの富豪の娘ピンタのボディーガードだ。
ピンタのおかげで、落ち込んでいたクリーシィが立ち直る。
二人の心が通い合うようになったところで、ピンタが誘拐され、クリーシィは瀕死の重傷を負う。
何人もに陵辱されたあげく、殺されたピンタの最後を聞いて、クリーシィは〈燃える男)となる。

ここからの緻密な計画と派手な復讐劇が読みどころ。
マフィアの“城”に単身乗り込むあたり、もっと書き込んでくれたら、もっと楽しめたのに、と残念に思うほどの迫力だ。
これをかわきりに「メッカを撃て」「スナップ・ショット」「血の絆」と続く作品はどれも飽きさせない。


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